2019年10月2日放送

遠野市市制施行14周年記念功労者表彰

遠野市の市制施行14周年を記念して、市勢振興に尽力した人に対する功労者表彰が、きのうあえりあ遠野で行われました。14年前の平成17年10月1日に旧遠野市と旧宮守村が合併し、現在の遠野市が誕生しました。きのうは、市議会議員や各団体の代表者など195人が出席する中、市制施行14周年を記念し、功労者表彰が行われました。初めに、本田市長が「みなさんは長年にわたり、市勢発展のため献身的にご尽力された。今後も、さらなるご助言・ご協力をお願いします」と式辞を述べました。続いて、市勢の振興や公共福祉の増進に尽くした55人と8団体に表彰状・感謝状が贈られ、このうち、市勢振興功労者として3人が表彰されました。青笹町の臼井悦男さんは、これまで市の収入役や副市長といった要職を歴任し、市勢の発展に尽力したほか、現在は、遠野市社会福祉協議会の会長として、地域福祉の拡充に貢献しています。上組町の藤澤俊明さんは、小中学校の校長や遠野市教育長といった要職を歴任したほか、遠野わらすっこ条例検討会委員長として、条例の制定に携わるなど教育の発展と子育て支援に貢献してきました。中央通りの松田和子さんは、遠野商工会女性部の部長として、遠野駅周辺に花を植える活動や「遠野町家のひなまつり」の事業振興など長年にわたり中心市街地の活性化に尽力してきました。また、特別表彰として個人では、岩手県原爆被害者団体協議会の会長として、市内の子どもたちに戦争の悲惨さを語り継ぎ、非核平和活動の推進に貢献した早瀬町の伊藤宣夫さんと、遠野市の友好都市である愛知県大府市で「で・くらす遠野中京地区本部長」を務め交流人口の拡大に貢献した愛知県大府市の上西正雄さんに表彰状が贈られました。団体では、遠野南部氏のルーツともいえる八戸市大館地区で、14年前から「新田城まつり」を開催し、まつりを通じて遠野市との市民交流の推進に貢献した青森県八戸市の新田城まつり運営委員会と、地域の農産物の六次産業化を目指し、3つの加工工房を営業しながら、地域で「餅・団子作り」を指導するなど食文化の発展と振興に貢献した小友町の「みつ葉のクローバー」が表彰されました。最後に、受賞者を代表して、市勢振興功労者表彰を受けた松田さんが、あいさつをしました。出席した人たちは、これまで尽力してきた受賞者たちを称賛するとともに、遠野市のさらなる飛躍を心に誓っていました。

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