2019年9月23日放送

令和初開催 日本のふるさと遠野まつり

令和になって初となる日本のふるさと遠野まつりがおととい(21日・土曜日)から2日間、開催されました。開会セレモニーからきのうの遠野郷八幡宮までお伝えします。市役所本庁舎前で行われた開会セレモニーでは、遠野まつり実行委員会の会長を務める本田市長のあいさつの後、遠野高校の生徒たちが「新しい『遠野物語』を創るプロジェクト」の一環として遠野まつりを盛り上げながらホストタウン事業のPRをしました。この後、一日市通りと駅前通りを会場に郷土芸能パレードが始まりました。市内の郷土芸能およそ50団体、3500人を超えるパレードに沿道に集まった人たちは市内それぞれの地域に伝わる郷土芸能の魅力を堪能していました。郷土芸能パレードに続いてそして、郷土芸能パレードのあと駅前通りでは、しし踊り大群舞と福幸もちまきが行われました。しし踊り大群舞では、市内のしし踊り12団体から総勢およそ700人が参加し、迫力ある踊りを披露しました。続く福幸もちまきでは、「五穀豊穣」と「復興」、そして「幸福」を祈願しようと、南部ばやしの山車などから神々の恵みとして盛大に餅がまかれました。また夜は、駅前通りと市役所本庁舎前を会場に御輿や手踊り、神楽など市内外の郷土芸能46団体総勢およそ2800人が参加して、郷土芸能共演会が開かれました。郷土芸能共演会は、郷土芸能団体が駅前通りの5カ所に設けられたそれぞれの場所で、得意の演目を披露します。訪れた人たちは、それぞれの場所で繰り広げられる各郷土芸能団体による多彩な演目をじっくりと見入っていました。夜の部ここまでそして、遠野まつり2日目となったきのう(22日・日曜)、遠野郷八幡宮で遠野南部流鏑馬と神楽共演会、馬場めぐりが開催されました。きのうは、あいにくの曇り空と小雨がちらつく天気となりましたが、令和初の遠野まつりということもあって、市内外から多くの人たちが訪れていました。オープニングでは、釜石市の錦町青年会による釜石錦町虎舞が披露されました。続いて、日本のふるさと遠野まつり実行委員会表彰として、一関の一嬉會に感謝状が贈られました。神輿会勢組から推薦され今回感謝状を受け取った一嬉會は、長年にわたって勢組とともに遠野まつりに参加し、遠野の観光振興に多大な尽力をしたということです。このあとは、ことしの遠野まつりのポスターにもなった流鏑馬が行われ、集まった人たちからは、矢が命中するたびに歓声があがり、盛大な拍手が贈られていました。また、神楽殿では、宮古市からゲスト出演として末角神楽保存会による清剣舞が披露されました。ことしも2日間にわたり市内それぞれの地域に伝わる郷土芸能が披露され、訪れた人たちを魅了していました。

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