2019年9月19日放送

高校再編計画(後期計画)に係る出前説明会

岩手県教育委員会の高校再編計画・後期計画に関する出前説明会がおととい(17日・火曜日)、あえりあ遠野で開かれ、参加した市民からは、今後の遠野の高校の在り方について多くの意見や提言が出ました。この日は、高校再編を考える市民会議からの要望で開催となり、市民を中心におよそ100人が集まりました。県教育委員会は、高校再編計画について、生徒数が減少する中で望ましい学校規模の確保と適切な配置による教育の質の保証や広大な県土における地理的条件を考慮した教育の機会の保障を再編計画の視点としています。そして、平成28年度から5年間を前期計画、令和3年度から5年間を後期計画と位置づける中意見交換などを行い今年度中に後期計画案を公表予定としています。県教育委員会から説明を受けた市民から「教育の充実は統合により果たして充実するものなのか」と統合の基準について問う声などが出ていました。前期計画で遠野高校と遠野緑峰高校の統合案が示されたことを受け「計画に登載されると影響が大きい。計画策定作業は教育委員会だけでなく知事部局の意見も反映させる体制で策定してほしい」と要望も出ていました。県教育委員会では「これからもさまざまな意見交換の場があるのでこういったことを踏まえながら計画案を考えていきたい」としています。なお、高校再編を考える市民会議と遠野市は、地域と連携した高校魅力化の活動を展開し地域の人材育成や入学者数の確保を目的にことし11月23日・土曜日午後1時からあえりあ遠野で高校魅力化市民フォーラムを開催するとしています。

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