2019年9月17日放送

希望の郷「絆」思い出を語り合う会

東日本大震災で沿岸部からの避難者受け入れのため穀町に建設された仮設住宅希望の郷「絆」で、きのう(16日・月曜日)思い出を語り合う会が開かれました。希望の郷「絆」は、8年前の平成23年7月に東日本大震災で住宅を失った被災者の一時的な居住の安定を図るため建設されました。震災から8年を前にしたことし2月、入居者全員が転居したことによりその役目を果たしました。きのうは、当時希望の郷「絆」に入居していた人や被災して遠野に避難していた人たち、また、当時の関係機関・団体などからおよそ50人が集まり、半年ぶりに会った顔ぶれに笑顔が見えていました。初めに、主催者を代表して遠野第3区自治会の山本順一会長があいさつしました。ことあと乾杯となり、地域の人たち手作りの温かいひっつみ汁などの料理を味わいながら懇談を楽しんでいました。終わりに山本会長が「希望の郷跡地には地域住民の心のより所となるような複合施設の建設を市に提案していきたい」と話し、会を閉じました。なお、市によりますと仮設住宅希望の郷「絆」は、今年度内に解体が進められるということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.