2019年9月11日放送

「平和といのちの大切さ」原爆投下にあった広島での体験談

原爆被ばく者による講演会がきょう(11日・水曜日)宮守小学校で開かれ、児童たちは、平和の大切さなどを学びました。この講演会は、戦争の悲惨さや平和の尊さなどについて考えてもらおうと宮守小学校PTAの協力のもと総合的な学習の一環として開かれました。講演会では、5・6年の児童34人や地域の人たちも参加する中、講師として招かれた岩手県原爆被害者団体協議会の会長で、早瀬町に住む伊藤宣夫さんが原爆投下にあった広島での体験談を語りました。伊藤さんは、陸軍船舶特別幹部の候補生として派遣された広島市の宇品港船舶司令部地内で、昭和20年8月6日の原爆の投下にあい被ばくしました。原爆の爆心からおよそ4キロメートルの場所で被ばくしたという伊藤さんは、紙芝居を使いながら児童たちに戦争の悲惨さや平和な未来を築くために大切にしてほしいことを伝えました。児童たちは、伊藤さんの話を最後まで熱心に聞き、平和の大切さなどについてしっかりと学んでいました。現在91歳になる伊藤さんは、これからも元気なうちに講演会などを通じて平和の大切さや命の大事さを伝えていく活動を続けていくということです。

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