2019年9月6日放送

遠野ローカールベンチャー事業 活動報告会

遠野ローカルベンチャー事業の活動報告会が今週日曜日中央通りの旧三田屋で開かれました。遠野市では、地域おこし協力隊の制度を活用して、平成28年度の9月から市内で起業する人材を育成する「遠野ローカルベンチャー事業」に取り組んでいます。任期は最長3年となっていて、先月・8月末で第1期の隊員が任期を終えたことから、3年間の活動実績について市民や関係者に報告しようと今週日曜日、報告会が開かれました。初めに、遠野市から隊員たちの活動実績について説明がありました。市によりますと、今年度、任期を終える隊員は、第1期の隊員6人を含む8人で、このうち、7人が遠野に残る見込みということです。また、この取り組みによる市内の空き店舗・空き家の活用数は11件、起業件数は4件となっています。ローカルベンチャー事業をコーディネートするNextCommonsの林篤志代表が「遠野市内外・世代に関わらず、お互いが助け合えるようなコミュニティの仕組みを作っていきたい」と今後の展望について説明しました。このあと、今年度、任期を終える隊員によるトークセッションが行われ、それぞれ3年間の活動について振り返りました。また、会場には、この3年間で開発に関わった商品や活動紹介のパネルなどが展示され、隊員たちは、訪れた人たちに活動の成果を詳しく説明していました。訪れた人は、「隊員の活動に対する思いを聞けてよかった。地域としても、みなさんが活動する土台作りに協力していきたい」と共に地域おこしに取り組む仲間のこれからの活動に、期待を膨らませていました。

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