2019年8月29日放送

福崎町と遠野市 児童交流

兵庫県福崎町の児童訪問団がきのう(28日・水曜日)土淵小学校の児童たちと交流を深めました。5年前の平成26年に遠野市と友好都市共同宣言をした福崎町は、日本民俗学の父で遠野物語の著者・柳田國男が生まれた町として知られています。福崎町と遠野市の児童交流事業は、去年から実施されていて、ことしは福崎町内3つの小学校から選ばれた6年生15人が今週月曜日から2泊3日の日程で遠野に滞在していました。最終日となったきのう、福崎町の児童たちは、土淵小学校を訪れ、児童たちと交流を深めました。初めに出会いの会が開かれ、土淵小学校児童会長の鈴木雅苑さんが、「きょう一日、仲良く過ごしましょう」と歓迎のあいさつをしました。続いて、福崎町の代表児童3人が、「交流を通して、遠野の町の良いところをしっかり身に付けたいです」とあいさつし、福崎町のキャラクター・フクちゃんとサキちゃんなどの人形を贈りました。この後、交流会が開かれ、初めに土淵小学校の児童たちが、遠野物語の話者・佐々木喜善の紹介と子ども語り部を披露しました。一方、福崎町の児童たちは、自分の町の紹介ビデオを上映した後、プロジェクターを使いながら柳田國男の生涯について発表しました。他にも交流会では、太鼓の音の数の分人数が集まって輪を作る「集まれゲーム」も行われ、初めは緊張気味だった互いの児童たちは次第に打ち解けあい、笑顔を見せていました。なお、福崎町の児童訪問団は、遠野の歴史や文化など学んだことや土淵小学校の児童たちと交流を深めた思い出を胸の中に詰め込み、きのう、福崎町に帰ったということです。

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