2019年8月27日放送

遠野東中学校パラアスリートによる体験授業

遠野東中学校で先週金曜日(23日)パラアスリートによる講演や体験を通して障がいに対する理解を深める体験授業が行われました。この体験授業は、開催まで1年をきった東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を契機に、パラリンピック選手との交流を通して、生徒たちに、障がい者への理解や、世界の多様性を受け入れる豊かな国際感覚を養ってもらおうと、遠野東中学校からの依頼を受けた遠野市が、地方創生の連携に関する協定を締結している「あいおいニッセイ同和損害保険」の協力を得て開きました。この日は、遠野東中学校の1年生59人が参加する中、パラ水泳選手として数々の国際大会に出場した経験を持つ窪野一輝さんが講師を務め、講演と体験授業が行われました。中学3年の時に弱視になったという窪野さんは、その時に感じた不安や、障がい者となってから出会ったたくさんの仲間について紹介しながら、生徒たちに、パラ水泳を通して学んだことを伝えていました。続いて、体育館に場所を移して、視覚障がい者介助体験授業が行われました。2人1組となり、一人がアイマスクを着用し、もう一人が介助役としてアイマスクをした生徒をゴールまで導きます。介助役の生徒たちは、アイマスクを着用した生徒に、その場所の状況についてなるべく分かりやすく伝わるように考えながら声を掛け、体育館に設置されたさまざまな障害をよけながらゴールを目指して進んでいました。最後に、生徒たちからエールが送られ、窪野さんは、生徒たちからの「エール」を心でしっかりと受け取っていました。

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