2019年8月15日放送

重要文化財千葉家住宅保存活用委員会

重要文化財千葉家住宅保存活用委員会が先週木曜日(8日)、市立図書館で開かれ、保存のため大規模な修理が行われている千葉家住宅の主屋を明治40年ごろの姿に復元することが決まりました。およそ180年前の江戸時代に建てられた綾織町にある千葉家住宅では現在、保存と活用に向けて石垣や土蔵の組み立て工事や主屋の解体工事が進められています。この日、市立図書館で開かれた重要文化財千葉家住宅保存活用委員会には、文化財や建築に詳しい有識者からなる委員7人のうち5人と、市や工事関係者など合わせて26人が出席しました。委員会では初めに修理工事の進捗について事務局から報告があった後、千葉家住宅主屋の江戸時代から昭和中期までの建物変遷資料を基に、主屋部分をいつの時代の姿に復元するのか協議されました。その結果、千葉家住宅の主屋部分を、土蔵や石蔵を新築し主屋2階部屋を座敷化するなど、千葉家住宅が最も栄えた時代とされる明治40年ごろの姿に復元することが決まりました。また、委員会後には千葉家住宅の現地視察も行われ、出席者たちは、石垣や土蔵、主屋部分の工事状況を確認していました。なお、明治40年ごろの姿に復元されることになった主屋部分の工事は、来年4月から開始されるということです。

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