2019年8月13日放送

Innovation Summer College2019in遠野

大学生などにアドバイスをもらいながら高校生たちが地方創生を目指すイノベーション・サマー・カレッジ2019in遠野の発表会が今週日曜日(11日)、土淵町の遠野みらい創りカレッジで開かれました。イノベーション・サマー・カレッジは、高校生が地域の課題に向き合い、自ら解決しようとする思いを共有するとともに首都圏や世界で活躍する大学生などと協働作業を通じて課題解決方法や技術を研究することを目的に遠野みらい創りカレッジが開きました。このカレッジには、遠野をはじめ県内外の高校生や大学生などおよそ60人が参加しました。高校生たちは、先週8日・木曜日から2日間、大学生などからアドバイスを得ながら遠野市内をフィールドワーク、その後、課題解決実証などを行って11日の発表会に臨みました。コースは2つあり、福祉や地域コミュニティにおける課題を発掘するサイエンス・コースと地域が明るく活性化するアートを大学生が専攻する音楽やビジュアルなどを用いて創り上げるアート・コースの2つに高校生がそれぞれ分かれ発表しました。また、中には、自分を表現するのがとても苦手だったのが、今回のカレッジに参加して遠野の風景を思い浮かべながら堂々とギター演奏できるまでに成長した姿を披露する高校生の姿も見られました。発表会には、本田市長や飛内副市長、菊池教育長なども訪れ、「たくましさ、頼もしさを感じた」と高校生たちの視点を称えながら今後の活躍に期待を寄せていました。会場となったみらい創りカレッジ内では、「見つける、見つめる、見せる展」をテーマにした高校生たちの作品も展示されていました。フィールドワークなど限られた時間の中、しっかり発表できるようにと夜中の3時まで準備にあたったという高校生もいました。それだけ真剣になって地域でイノベーションを起こすことに挑戦する、という共通の目標を持った4日間を過ごし、高校生たちは、一回りも二回りも大きく成長する充実した夏のカレッジとなった様子でした。

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