2019年8月7日放送

遠野市総合計画審議会

今年度1回目となる遠野市総合計画審議会がきのう(6日・火曜日)、本庁舎で開かれました。この審議会は、市の総合的な計画の策定と推進に関する必要な事項について調査、審議、評価するために設置された市長の諮問機関です。きのうは市民、関係機関、団体などからなる25人の委員のうち、代理を含む23人が出席する中、第2次遠野市総合計画前期基本計画の平成30年度まちづくり指標の実績などが審議されました。その中で、まちづくり指標の平成30年度実績は、総数132指標あったうち98指標、74パーセントが目標値の90パーセント以上で概ね達成したということです。達成した指標の中には、担い手への水田の集積率や認定農業者数、青年就農給付金支給者数などがあった反面、未達成の指標では、繁殖素牛頭数や和牛子牛市場出荷頭数など畜産関係の項目が並びました。これらに対し出席した委員からは、「高齢化の問題もあるが畜産にももっと力を入れて若い人の就業に繋がるような取り組みをしてほしい」といった意見が出されていました。また、「産業振興・雇用確保」と「少子化対策・子育て支援」を基にした地方創生関連施策の事業を展開するため平成27年度に策定された遠野スタイル創造・発展総合戦略が今年度で最終年度を迎えます。きのうの審議会では、令和2年度からの5年計画で取り組む第2期遠野スタイル創造・発展総合戦略案の策定に向けて(仮称)遠野スタイル創造・発展有識者会議を設置することも審議されました。この有識者会議は、総合計画審議会委員の中から選ばれた10人程度の委員で構成され、市が示す素案について検討・意見交換を行います。今後、市では、来年1月までに全部で3回の有識者会議を開き、第2期遠野スタイル創造・発展総合戦略案をまとめ、2月に遠野市総合計画審議会での審議を経て策定するということです。

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