2019年8月6日放送

田瀬ダム・森林探検隊

花巻市にある田瀬ダム周辺で先月「田瀬ダム・森林探検隊」が開催された様子が届きましたのでお伝えします。田瀬ダム・森林探検隊は、地域住民に森や湖に親しんでもらう機会を提供することで森林やダム、河川などが果たす役割について理解を深めてもらおうと、国土交通省田瀬ダム管理支所などが毎年開催しています。この日は、遠野市や花巻市などから29人が集まりました。そして、普段入ることができない田瀬ダムの内部のほか東和発電所の水力発電施設などを探検しました。その中で、田瀬ダムでは、先月25日に日本機械学会の機械遺産に認定されることが発表された「高圧放流設備」が公開され、参加者たちは職員から熱心に説明を受けていたということです。また、最大出力2万7千キロワットを発電し、県南地域向けに電気を送電している東和発電所では、水力発電施設の配電盤室や実際に高速で回転している水力発電機内部の見学もしたということです。終わりには、田瀬ダム周辺の森林探検も行われ、参加者たちは、自生している山椒の香りを楽しんだり、集めた木の葉を使って伝言ゲームをしたりして、森林を体感していたということです。岩手南部森林管理署遠野支署の野木宏祐支署長は、「これからも猿ヶ石川流域に暮らすみなさんに川でつながっている田瀬ダムや周辺地域への理解を深めてもらいたい」と話していました。

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