2019年7月25日放送

岩手県知事に統一要望

遠野市と遠野市議会は、きのう岩手県知事に統一要望を提出しました。県は、県内33市町村が抱える課題について状況を把握するほか、来年度の予算編成などに役立てようと毎年この時期、要望を受けています。きのうは、遠野市と遠野市議会を代表して、本田市長と浅沼議長が、県南広域振興局の平野直局長に要望書を手渡しました。要望書には、道路網等の整備の充実や子育て支援の充実など18項目が記されています。このうち、旧遠野高等学校情報ビジネス校の利活用について、市では、今月新たに設置した利活用検討懇談会で施設の今後のあり方について検討を進めていく上で、所有者である県の協力が不可欠であることから、市と一体となって検討を進めることを要望しました。これに対し、平野局長は、「廃校施設は、地元の公用・公共施設として活用するのが、最も望ましいと考えている。施設の有効活用が図られるよう遠野市と検討を進めていきたい」と前向きな考えを示していました。要望の総括として本田市長は、道路の完成により遠野を取り巻く環境が変化してきたことに触れ、「市と県と連携し、情報共有をしながら一緒になって地域課題に立ち向かっていきたい」と今後も県とともに進めていきたい考えを伝えていました。このあと、要望や課題について意見が交わされ、県は遠野市が抱える課題について理解を深めている様子でした。

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