2019年7月24日放送

杉原千畝研究会遠野を訪問

早稲田大学の出身者などで組織されている「杉原千畝研究会」のメンバーたちが、おととい(22日・月曜日)遠野を訪れました。岐阜県出身の杉原千畝は、第2次世界大戦のさなかリトアニア日本領事代理を務め、迫害から逃れたユダヤ難民に対し当時の日本外務相の反対を押し切り日本の通過ビザを発行し、6千人もの尊い命を救ったことで、「日本のシンドラー」として世界で高く評価されています。一行は、杉原千畝の功績を学ぼうとゆかりの地を訪れています。おとといは、妻としてその勇気ある決断と実行を支えた幸子夫人の出身地である遠野市を訪れ、15年前に人道的決断を称え蔵の道ひろばに建てられた顕彰碑などを見学しました。幸子夫人は遠野小学校や遠野中学校で教諭を務めた菊池文雄さんの長女で、生前何度か遠野を訪れています。これまでも国内外を問わず杉原夫妻の足跡をたどってきた「杉原千畝研究会」のメンバーは、幸子夫人ゆかりの地に思いを馳せていました。また、幸子夫人の曽祖父が宮司を務めた遠野郷八幡宮にも立ち寄り、ここでも幸子夫人が訪れた際撮影した記念写真や当時の様子を聞いていました。

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