2019年7月12日放送

シカ被害防止ネット設置

早池峰山の高山植物をシカ被害から守ろうと、先月、ネットの設置作業が行われました。岩手南部森林管理署遠野支署では、シカによる高山植物の被害を防ぐため、三陸北部森林管理署、岩手県環境生活部と連携し、昨年度から、早池峰山の河原の坊コースにネットを設置しています。今回は、冬の間外していたネットを標高1500m付近に再設置するのにあわせて、周囲延長を去年の3倍となる150mに拡張するための作業が行われました。この日は、署員など8人が、高山植物を痛めないよう足元や設置位置に気を使いながら、高さ1・8m、網目5cm、シカに噛み切られない強化繊維製ネットの設置作業を行ったということです。岩手南部森林管理署遠野支署の野木宏祐支署長は「この取り組みが継続していくよう努めていくとともに、根本的には捕獲を通じて適正な個体数を維持していく必要があり、捕獲についても関係自治体と連携・協力して進めていきたい」としています。

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