2019年7月12日放送

パラリンピック競技5人制サッカー ブラジル代表が小中学生と交流

青笹小学校できのう(11日・木曜日)、パラリンピック5人制サッカーブラジル代表チームとの交流会が開かれました。ブラジル代表チームは、きのう、青笹小学校を訪れると、手作りの横断幕で出迎えた児童たちのかわいらしい姿に、笑顔を見せていました。青笹小学校では、青笹しし踊り保存会の指導を受けながら、全校でしし踊りの練習に励んでいて、きのうは、6年生17人が、しし踊りについて紹介しながらブラジル代表チームと交流を深めました。はじめに、児童たちは、しし踊りで使用する衣装や道具などについて紹介しました。選手たちは、しし頭についている削りたての「カンナガラ」や、「刀」「ふくべ」などに興味深そうに触れていました。続いて、児童たちが、日々練習に励んでいる青笹しし踊りを披露しました。選手たちは、児童たちの迫力ある舞や演奏を全身で感じ取り、感動していた様子でした。そのあと、選手たちは、しし頭を頭に乗せてみたり、太鼓や笛を実際に演奏してみたりしながら交流を深めていました。続いて、サッカーのスポーツ少年団に入っている児童4人が、選手たちに教えてもらいながらブラインドサッカーを体験しました。児童たちは、アイマスクをつけた状態で、ゴールポストを叩く音を頼りに方向やゴールまでの距離などを考え、ゴールをめがけてボールを蹴っていました。最後に、児童たちが応援メッセージを、チーム代表のアレシャンドレさんが感謝のことばを贈りました。動きや音、心で日本の文化を伝えた児童たちのおもてなしは、大成功に終わりましたまた、おとといは遠野東中学校と遠野西中学校でも選手たちとの交流が行われました。このうち、遠野西中学校ではブラジル代表の選手8人が到着すると、生徒たちはブラジルの国旗や横断幕を持ってお出迎えをし、会場までエスコートしました。初めに、選手たちによるブラインドサッカーのデモンストレーションが行われ、生徒たちは、プロの華麗なボールさばきに見入っていました。また、ペナルティーキックには生徒も参加し、ゴールを決めたり、ゴールキーパーに挑戦した生徒がボールを止めるたりすると拍手が起こっていました。このほか、鈴が入った風船を目隠しして後ろの人に送るゲーム「目隠し風船リレー」で交流を深めた後、選手たちと一緒にブラジル国歌を歌いました。生徒たちは、西中の伝統である合唱で選手たちに歓迎の気持ちを伝えようと、この日のために音楽の授業や休み時間を使って、ブラジル国歌を練習してきました。生徒たちの努力のかいあって、体育館には力強い歌声が響き渡っていました。そして、最後にブラジルの選手を代表してホビソン選手が、「ブラインドサッカーを通じて、みなさんとふれ合うことができてよかったです。とても楽しかったです」と感謝のことばを伝えていました。また、この日は遠野東中学校でも交流会が開かれ、生徒が青笹しし踊りを披露したほか、ゲームをして交流を深めたということです。

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