2019年7月10日放送

アイマスク・ブラインドサッカー体験会

アイマスク・ブラインドサッカー体験会がきのう遠野東中学校で開かれました。遠野市は、ブラジルのホストタウンとなっていて、現在、パラリンピック競技5人制サッカーのブラジル代表チームが事前合宿のため遠野で練習に励んでいます。こうしたことを受け、共生社会の実現を目指した取り組みを進めるため、中学生に視覚障がいや、障がい者について理解してもらおうと体験会が開かれました。きのうは、会場に遠野高校の生徒37人も訪れていました。高校生たちは、障がい者支援やブラインドサッカーについて去年、県内の大学から教わったことを生かしながら視覚障がい者の誘導の仕方とブラインドサッカーについて中学生たちにわかりやすく伝えていました。このうち白杖体験では、誘導する役の生徒がアイマスクを着けた生徒と一緒に障害物が置かれた通路を歩き、ゴール地点にあるイスまで案内していました。中学生たちは、「狭い通路を歩くときは、相手の手を取って幅を確認させてください」と助言を受けると、相手が不安を感じないよう声をかけてから手を取り、誘導していました。また、ブラインドサッカーの体験では、視界を塞ぐためのゴーグルを着けてドリブルとパスに挑戦しました。ゴーグルを着けた生徒は、ボールの音や手拍子、周りの指示を頼りにドリブルに挑戦し、難しさと同時にブラインドサッカーの魅力も感じている様子でした。体験した生徒たちは、目が見えない相手に、言葉だけで説明する難しさを改めて感じ、障がい者への理解を深めている様子でした。なお、遠野東中学校では、きょうブラジルの選手と交流し青笹しし踊りを披露したり、一緒にゲームをしたりしたということです。

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