2019年7月5日放送

シルバー人材センターで 交通安全教室

交通安全教室がおととい青笹町の遠野市シルバー人材センターで開かれました。遠野市シルバー人材センターでは、7月を「安全・適正就業強化月間」としていて、作業の安全だけでなく交通安全に対する意識も高めてもらおうと、毎年、強化月間に合わせて交通安全教室を開いています。おとといの教室には、シルバー人材センターの会員23人が参加し、遠野警察署交通課の菅原和郎課長が、反射材の活用方法や夜間の運転で気を付けることなど、高齢者の交通事故防止について講演しました。遠野警察署によりますと岩手県内の去年の交通事故死者数は59人で、このうち、65歳以上の高齢者が40人と全体のおよそ7割を占めているということです。遠野市内でも、ことしに入り11件の人身事故が発生し、このうち1件が死亡事故となっています。また、高齢者が当事者になった事故は4件ということです。菅原課長は、交通事故に遭わない、事故を起こさないためには、自分の体の変化に気づくことが大切であると説明していました。また、参加者から運転免許証の自主返納のタイミングについて質問されると、「一時停止や信号をうっかり無視してしまう。または、家族などから運転に対する不安の声があがったときは、自主返納という選択も視野に入れてほしい」と答えていました。参加した人は、「仕事でも、それ以外でも車に乗る機会は多いので、昔以上に気を付けなければと思った」と気を引き締めている様子でした。

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