2019年7月2日放送

釜石・遠野地域 成年後見センター開所

成年後見制度の専門的な業務を担う釜石・遠野地域成年後見センターがきのう(1日・月曜日)、釜石市で開所しました。成年後見制度は、認知症や障がいなどで判断能力が不十分な人に対し、法的に権限を与えられた成年後見人が、本人に代わって福祉サービスの利用契約や適切な財産管理を行うことでその人の生活を支援します。釜石・遠野地域成年後見センターは、認知症の高齢者の増加が見込まれる中、成年後見制度利用の相談や支援体制を強化しようと、遠野市・釜石市・大槌町が共同で釜石市保健福祉センター内に設置しました。きのうは初めに2市1町の関係者およそ50人が出席する中、基本協定締結式が行われ、本田市長のほか釜石市の野田武則市長、大槌町の平野公三町長の3人が制度の利用促進などを盛り込んだ協定書にそれぞれ署名しました。開所式では、市長や町長など9人によるテープカットの後、業務を委託された釜石市社会福祉協議会の丸木久忠会長が「2市1町のみなさんのため精一杯努めていきたい」と決意を述べていました。釜石・遠野地域成年後見センターでは、釜石市保健福祉センターの2階と遠野市社会福祉協議会内に置く遠野サテライトに専門窓口を設け、社会福祉士の資格を持った専門員3人が制度の利用を検討している家族や親族などからの相談に応じるほか、家族や弁護士以外でも一般の人が財産管理を行う市民後見人の育成などにも取り組むということです。なお、成年後見制度についての問い合わせは、遠野市社会福祉協議会内の遠野サテライトまでお願いします。

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