2019年6月28日放送

遠野市災害対策本部運営訓練

遠野市災害対策本部の運営訓練が、きのう(27日・木曜日)本庁舎で行われました。この訓練は、雨や台風で川が増水しやすくなる時期を前に、災害対策本部での情報処理・共有の手順を確立し、災害対応能力の向上を図ろうと実施されました。初めに、去年7月に西日本を中心に発生した豪雨の教訓を受け、先月から運用されている「避難勧告等に関するガイドライン」に基づく遠野市の対応について確認しました。市では、このガイドラインを基に、市が出す避難情報と国や都道府県が出す防災気象情報を5段階の警戒レベルを用いて市民に周知します。5段階のうち警戒レベル3の発令で高齢者など避難に時間がかかる人は避難を開始、警戒レベル4で全員が避難行動を取り、警戒レベル5は、すでに被害が発生している状況のため命を守る行動を取るよう呼びかけるということです。このあと災害対策本部の運営訓練が実施され、今回は、1時間に60ミリの非常に激しい雨が降り、市内に大雨警報が発表されたという想定で訓練が実施されました。訓練では、本部に送られてくる被害状況や交通情報などを情報班と総務班が集約し、報告を受けた本部員が避難や住民への周知の指示を出していました。参加した職員は、関係部署との連携の取り方を確認しながら、刻一刻と変わる状況を想定して対応していました。

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