2019年6月26日放送

「食」を通じたブラジルと日本とのつながり考える

遠野東中学校で、きのう(25日・火曜日)「食」を通じたブラジルと日本とのつながりを考える明治食育セミナーが開かれました。このセミナーは、食品の原材料産地や流通などが国を越えて繋がっていることを知り、国際的な視野に立って文化と課題について中学生たちに考えてもらおうと食育活動に取り組んでいる明治が開きました。来月、パラリンピック競技5人制サッカーブラジル代表が事前合宿で遠野を訪れるのを前に、ブラジルの食文化などについて理解を深めます。きのうは、明治北日本支社コミュニケーション課食育担当の細川里奈さんが講師を務める中、全校生徒164人が参加しました。初めに、ブラジルの面積や言語について学びました。日本のちょうど反対側にあるブラジル連邦共和国の面積は、およそ851・2万平方キロメートルで、日本のおよそ22・5倍。人口は、およそ2億784万人で、日本のおよそ2倍ということです。続いて、ブラジルの食べ物について、日本との共通点や違いを学びました。ブラジルの主な農産物の一つである「カカオ」について理解を深めたあとは、実際にブラジルのカカオを使用して作られているチョコレートを試食しました。生徒たちは、チョコレートの香りや甘み・酸味などを確かめるように少しずつ口に運び、ブラジル産カカオについて“おいしく”学習していました。セミナー終了後には、生徒たちが講師の先生たちに感謝の気持ちを込めて合唱をプレゼントし、透き通った歌声に目を潤ませていました。なお、パラリンピック競技5人制サッカーブラジル代表は、来週木曜日(7月4日)に遠野に到着し、滞在中には、歓迎交流会やパラスポーツ体験会、市内中学校での交流などが予定されています。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.