2019年6月26日放送

小さな拠点による地域づくり推進会議

新たな地域づくりのあり方を考える小さな拠点による地域づくり推進会議がおととい(24日・月曜日)、市民センターで開かれました。小さな拠点による地域づくり推進会議は、人口減少や少子高齢化が急激に進む中、地域ごとの課題を集約し論点を整理したうえで新たな地域づくりのあり方を考えようと、今月1日に遠野市が立ち上げました。1回目となったおとといの会議では、市内各地区センターの全職員が出席する中、初めに会議を構成する委員5人に本田市長から委嘱状が交付されました。続いて座長を務める市の行革・地域づくり担当理事の鈴木惣喜さんが、「丁寧に地域に入りながら地域の意見、要望を聞き、これからの将来を見据えた小さな拠点による地域づくりを進めていきたい」とあいさつしました。このあと協議に入りことし4月から5月にかけて実施した地域づくりに関する区長ヒヤリングをもとに鈴木座長がまとめた新たな地域づくりを推進していくための基本方針案が示されました。それによりますと、地区センターを住民自治の拠点施設と位置付けるため、地区センターの指定管理者制度への移行を進めていくことや人口減少・高齢化による担い手不足の解消などを図るため、行政区の再編や区長制度の見直し、自治会活動の活性化のため新たな自治会支援制度についての考えが示されました。委員からは、「方向性は理解するが制度の内容や実施までの工程など住民への充分な説明が必要」といった意見が出されていました。なお、小さな拠点による地域づくり推進会議では、今後さらに地域の意見を吸い上げながら新たな地域づくりの方向性について協議を進めていくということです。

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