2019年6月13日放送

あすチャレ!Academy

共生社会の実現に向けて第一歩を踏み出すセミナー「あすチャレ!Academy」が、おととい(11日・火曜日)あえりあ遠野で開催されました。このセミナーは、来月、パラリンピック競技5人制サッカーブラジル代表が、事前合宿で遠野市を訪れるのを前に、「車いすの人をどう手助けできるか分からない」などの疑問を、聞き、学び、一緒に考えることで、実際の行動に移す心構えを学ぼうと、日本財団パラリンピックサポートセンターと遠野市が開きました。この日は、視覚障がいがある青木洋子さんが講師を務める中、民生委員・児童委員や福祉に携わる人などおよそ40人が参加しました。青木さんは現在、ブラインドマラソン選手として来年のパラリンピック出場を目指していて「伴走者とともに走ると、楽しさは2倍、苦しさは半分になる」と、ブラインドマラソンやパラリンピックの魅力を伝えていました。そして、はさみや駅の自動改札機など、右利きの人に合わせて作られている物の例を挙げながら「障がいとは、目が見えないことではなく、当たり前のように存在している階段などが障がいになっている」と説明し、誰もが暮らしやすい共生社会を目指す上での声かけの実践方法などを、参加者たちに伝えていました。参加した人たちは、青木さんに、うなずく代わりに拍手で自分たちの気持ちを伝えるなど、学んだことを早速実践しながら、あすから挑戦したいことを考えていました。

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