2019年6月12日放送

チャタヌーガ市内の大学職員 国際理解授業

アメリカ・チャタヌーガ市の大学職員がおととい(10日・月曜日)遠野高校を訪れ、生徒たちに国際的な視野の広げ方について授業を行いました。遠野高校を訪れたのは、テネシー大学チャタヌーガ校の国際教育室長を務める鈴木丈夫さんです。鈴木さんは、兵庫県神戸市の生まれで、16年前からアメリカに住み、教育投資分析を専門にこれまでのべおよそ2万人の子どもたちに国際化の重要性と日本文化を伝えています。また、去年11月に行われた遠野市公式訪問団の神楽公演やことし1月の中学生海外派遣交流事業で派遣生の受け入れに尽力し、遠野市とチャタヌーガ市の姉妹都市交流を積極的にサポートしています。今回は、大学の仕事で日本を訪れていましたが、鈴木さんの好意で多忙なスケジュールの合間をぬって遠野に足を運び、遠野の中学生と高校生に国際的な視野の広げ方について授業を行いました。この日は、遠野高校の1年生から3年生まで希望した生徒21人が参加しました。鈴木さんは、生徒たちに海外のお菓子を渡したりチャタヌーガと同じテネシー州出身の人気アーティストの楽曲を紹介したりしながら、和やかに授業を進めていきました。授業の中で、鈴木さんは、日本では見慣れていない他国の世界地図を生徒たちに見せながら、「同じ世界でも自分から見ている視点と海外から見ている視点は全く違う」と話し、国際理解に対する考えを伝えていました。この他、自身が英語を好きになったきっかけや現在のチャタヌーガでの暮らしなどを話していました。また、英語を話せるようになるにはとにかく単語を覚えることが大事と伝え、単語の覚え方についてアドバイスを送っていました。生徒たちは、鈴木さんからのアドバイスや興味深い話しに、刺激を受けていた様子でした。

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