2019年6月11日放送

早池峰山 山開き

最高の登山日和となったおととい(9日・日曜日)、北上山地の主峰として毎年多くの登山客が訪れる国定公園早池峰山で山開きが行われました。早池峰山の山開きは、遠野市・花巻市・宮古市などで組織されている早池峰国定公園地域協議会が毎年6月の第2日曜日に行っています。この日は、県内外から令和最初の山開きを待ち望んだ多くの登山客が、小田越登山口に集まりました。そして朝の8時から行われた入山式では、主催する早池峰国定公園地域協議会のあいさつなどの後テープカットとなりました。このあと、集まった登山客は小田越登山口から山頂まで2.7キロ・およそ2時間半のコースを出発していました。登山客たちは、険しい道のりの中でも途中途中に咲く色とりどりの高山植物や、天気にも恵まれた美しい景色に癒やされながら、登山を楽しんでいました。また、山頂では安全祈願祭が執り行われ、関係団体の代表者らが玉串を捧げるなど、今シーズン訪れる人たちの無事を祈っていました。この他にも、早池峰岳神楽保存会による神楽の奉納が行われ、登山客たちは、記念撮影や昼食を取るなど山頂は多くの人たちで賑わいを見せていました。なお、早池峰山登山口は現在、河原の坊コースが通行止めとなり、小田越コースでも交通混雑を解消するため、8月4日までの土・日・祝日について車両の乗り入れを規制し、登山口までシャトルバスが用意されています。詳しくは、市環境課までお願いします。

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