2019年6月10日放送

遠野市緑化祭「里山フェスタ2019」

遠野市緑化祭「里山フェスタ2019」が先週土曜日(8日)、上郷町の初山市有林で開催されました。この緑化祭里山フェスタは、森林体験活動を通じて森林の役割と大切さについて理解を深めてもらおうと、遠野市や岩手南部森林管理署遠野支署などで組織する遠野市緑化祭実行委員会が毎年この時期に開催しています。会場には、朝から小雨が降る天気となりましたが、市内の小学校単位で結成されている森林愛護少年団の団員とその保護者などおよそ480人が参加しました。この日の開会式の中で移行式が行われました。これは、小友町鷹鳥屋地区で結成され、昭和50年から44年間に渡って活動してきた鷹鳥屋森林愛護少年団が今年度から小友町内全域で活動する小友森林愛護少年団として移行することを受けたもので、小友小学校児童会長の遠藤淳生さんに団員の証でもある新しい帽子とスカーフが贈られました。続いて、市内の森林愛護少年団を代表して上郷森林愛護少年団の金濱望美さんがみどりの誓いを読み上げました。この後、参加者たちは、緑豊かな森林づくりを目指してカラマツの苗木2500本を植樹しました。この日の会場となった初山市有林は、およそ1ヘクタールの広さがあり、以前にも木材として価値があり成長が早いとされるカラマツが植えられていました。森林愛護少年団の団員たちは、雨でぬかるんだ土に少し手こずる場面も見られましたが、お父さんやお母さんの力を借りながら植樹に汗を流していました。また、カラマツの植樹が終わると記念標注の建立と白樺の苗木の記念植樹も行われ、参加者みんなでことしの里山フェスタの開催を祝っていました。なお、この日、植樹されたカラマツは、今後、里山として有効活用していくということです。

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