2019年6月6日放送

アイマスク・ブラインドサッカー体験会

アイマスク・ブラインドサッカー体験会がきのう(5日・水曜日)遠野西中学校で開かれ、生徒たちが障がいについて理解を深めました。遠野市は、東京2020オリンピック・パラリンピックのブラジルのホストタウンとなっていて、来月には、5人制サッカーの代表チームが事前合宿のため遠野を訪れます。こうしたことを受け、共生社会の実現に向けた機運を高めるとともに、中学生に障がいについて理解を深めてもらおうと体験会が開かれました。きのうは、遠野高校の「新しい『遠野物語』を創るプロジェクト」のブラインドサッカー班の生徒28人が遠野西中学校を訪れ、視覚障がい者の誘導の仕方やブラインドサッカーについて説明しました。このうち、白杖体験ではアイマスクを着けた障がい者役の生徒と誘導する生徒に分かれて、障害物を並べた廊下を歩きました。中学生たちは、「目の不自由な相手に進む方向を示すときは、時計の文字盤に例えて言うと伝わりやすい」という説明を受けると、相手が安全に歩けるように思いやりながら声をかけていました。また、ブラインドサッカー体験では、ゴーグルを着けて視界を塞いだ状態でのドリブルとパスに挑戦しました。初めは、思うようにボールを蹴ることができず苦戦している様子でしたが、手拍子やかけ声を頼りにドリブルを成功させると笑顔を見せ、ブラインドサッカーの魅力に触れていました。中学生たちは、実際に目が不自由になる体験をしたことで、どのように説明すれば相手に情報が伝わるのかを感じている様子でした。なお、遠野西中学校では、来月10日(水曜日)にブラジルの5人制サッカー代表チームと交流する予定となっています。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.