2019年6月3日放送

土砂災害危険個所を点検

大雨や台風のシーズンを前に先週金曜日(5月31日)、岩手県などが市内の土砂災害の危険個所を点検しました。この点検は、今月・6月の土砂災害防止月間に合わせて、岩手県や遠野市、警察、消防などが合同で毎年この時期に実施しています。この日は、関係者11人が集まり、県が土砂災害の危険個所として警戒を必要とし大雨時に土砂崩れの恐れがある宮守町内の急傾斜地3カ所と大雨時に土石流の発生が予想される河川3カ所の合わせて6カ所を点検して回りました。それぞれの場所で関係者たちは、斜面にひび割れが入っていないか、落石や倒木、流水の形跡はないかなど目視で確認したほか、住民に聞き取り調査もしました。遠野市では、3年前の8月、台風10号の影響により、土淵町の小烏瀬川の護岸が決壊し、家屋や農地の浸水など甚大な被害が発生しています。そのことから県の遠野土木センターでは、地鳴りや山の斜面から水が湧き出てくるなど土砂災害の兆候が見られる場合は、速やかに避難するよう呼び掛けています。なお、点検の結果、ただちに応急措置が必要な個所は見つからなかったということですが、一部の斜面で崩れかけている場所があり、地域住民の意見を聞きながら、対応していくということです。

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