2019年5月31日放送

東北横断自動車道釜石秋田線 釜石・花巻間建設促進期成同盟会

東北横断自動車道釜石秋田線釜石・花巻間建設促進期成同盟会の総会が、おととい(29日・水曜日)あえりあ遠野で開催されました。この同盟会は、東北自動車道釜石秋田線釜石花巻間の建設を積極的に促進しようと、遠野市のほか、釜石市・花巻市・奥州市・住田町で組織されています。この日は、初めに、ことし9月に開幕するラグビーワールドカップ2019の開催概要や取り組みについて、岩手県と釜石市で組織する釜石開催実行委員会から説明がありました。東北で唯一の開催地となる釜石市では、9月25日にフィジー対ウルグアイ、10月13日にナミビア対カナダの試合が予定されています。会場となる釜石鵜住居復興スタジアムの常設席には、2年前に発生した大規模林野火災で被害を受けた木が、材料として利用されているということです。大会を開催することで、国内外の防災力向上への貢献や、交流人口の拡大、経済効果、地域振興などの効果が期待されています。実行委員会では、にぎわいの創出や、観客などの受入れ態勢の構築、安全安心の確保、円滑な輸送の確保に、各市町村と連携しながら取り組むとしていて、遠野市内にも駐車場が設置され、会場までシャトルバスを運行するということです。続いての議事では、昨年度・平成30年度の収入支出決算の承認や、今年度・令和元年度の事業計画案などについて審議され、すべて原案の通り承認されました。昨年度は主に、「釜石道路」および「遠野道路」整備促進のため、国土交通省や関係省庁に対する要望活動を行い、東北横断自動車道釜石秋田線の釜石・花巻間は、「復興支援道路」としてことし3月9日に全線開通となりました。同時に三陸沿岸道路に接続されたことで、高速道路ネットワーク整備は大きく前進し、整備が大詰めを迎えている三陸沿岸道路の全線開通に大きな期待が寄せられています。今年度は、ラグビーワールドカップ釜石大会への支援・協力のほか、道路開通後の課題の検討および要望活動、関係団体等が開催する各種道路建設促進事業への支援・協力。そして、東北横断自動車道釜石秋田線東和ICから花巻空港ICまでを含めた、釜石花巻間全線の無料化推進に関する事業などに、各団体との連携を図りながら取り組むということです。

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