2019年5月20日放送

遠野駅舎の未来を考える会

遠野駅舎の未来を考える会の会議が先週金曜日、(17日)あすもあ遠野で開かれました。遠野駅舎の未来を考える会は、JR東日本盛岡支社から老朽化による遠野駅舎の縮小建て替えを受けて、現在の駅舎の存在意義や今後の対応などについて考えようと、市民や関係団体が中心となって4年前の2月に結成されました。今年度最初となるこの日の会議では、会員など31人が出席する中、事務局から改めて「JRと市との合築で新築する」といった整備方針が示された上で、遠野駅舎の活用策について「宿泊機能を伴う商業施設」案と「オフィス機能を有する公共施設」案の2つの構想案が示されました。それによりますと、「宿泊機能を伴う商業施設」案は、民間資本を活用して、1階に入浴施設やコンビニエンスストア、観光情報コーナー、2階に宿泊施設を設けるというもの。また、「オフィス機能を有する公共施設」案は、現行駅舎のおよそ3分の2を公共施設として活用し、1階をフリーラウンジ、2階にまちづくり会社の事務所としての機能を持たせるという内容です。それぞれ示された案に対して出席者からは、一部保存の提案は挙がったものの議論には至りませんでした。会議の終わりに本田市長は、「みなさんとしっかり情報を共有し議会など説明責任を果たしながら、今後もJRと丁寧に向き合っていきたい。」と話していました。なお、今後、市では、JR側に2つの構想案の調査を依頼し、それぞれの案の事業費や工程などを示してもらった上で一つの案にまとめ、今年度中に整備基本計画の策定を目指すということです。

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