2019年5月17日放送

食生活改善推進員団体連絡協議会総会

遠野市食生活改善推進員団体連絡協議会の総会がきょう(17日・金曜日)、松崎町の総合食育センター「ぱすぽる」で開かれました。遠野市食生活改善推進員は、食を通じて市民の健康を守ろうと、生活習慣病予防のための研修会や普及活動などに取り組み、145人の会員が市内の各地区で活動しています。きょうの総会では、本人出席46人、委任状出席82人の合わせて128人が出席する中、昨年度・平成30年度事業報告や今年度・令和元年度事業計画案など4つの議案が審議され、すべて原案通り承認されました。この中で、昨年度は、岩手県が脳卒中死亡率全国ワースト1ということもあり、『美味しく減塩!脳卒中予防』を活動テーマに市内各地区で減塩についての講話や減塩献立の普及など、脱・脳卒中啓発活動を積極的に実施したということです。また、今年度は、『食で支える健康寿命』を活動テーマに、昨年度に引き続き脱・脳卒中啓発活動に取り組むほか、食文化の継承などを目的に煮干しや昆布、かつお節など「天然だし」の普及活動、市民の健康を守るための減塩料理やバランス献立の普及などを図っていくということです。また、総会の後には、今年度最初の研修として、遠野歯科医師会会長の田中昭彦さんを講師に招いて、「お口の健康について」の講演が行われました。講演の中で田中さんは、お口の中の二大疾患である「むし歯」と「歯周病」について、どちらとも生活習慣病であることに触れた上で、これらを予防し健康な歯を保つということは、やがて体全体の健康の維持に繋がると説明していました。きょうの研修で会員たちは、お口の健康について学ぶとともに、今年度も食を通じて市民の健康を守ろうと意識を高めあった様子でした。

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