2019年5月16日放送

中心市街地活性化協議会第1回総会

遠野市中心市街地活性化協議会の総会がおととい(14日・火曜日)、あすもあ遠野で開かれました。この協議会は、遠野市が作成しようとする中心市街地活性化基本計画の実施に関して必要な事項を協議するほか、諮問機関としての役割も担っています。おととい開かれた総会には、遠野商工会や遠野市、遠野市観光協会など協議会を構成する24の機関・団体から22人が出席しました。総会では初めに昨年度、平成30年度の事業報告や、今年度、令和元年度の事業計画など3件が協議され原案通り承認されました。その中で、令和元年度の事業計画では、中心市街地のにぎわいを創出するため、「下一日市地域観光施設と駅通りポケットパークの回遊性強化対策」、「空き店舗活用のための施策」など検討を重ねていくということです。また、この日は、「現駅舎と同規模となるようJRと市との合築で新築する」といった整備方針が示されている遠野駅舎の活用策について、市から2つの案が示されました。それによりますと一つ目の案は、民間資本を活用して入浴施設をはじめ、屋台村やコンビニエンスストアなどの商業施設、宿泊施設の機能を持たせるもの。また、二つ目の案は、現行駅舎のおよそ3分の2を公共施設として活用し、貸しギャラリーやサークル活動などに利用してもらうフリーラウンジをはじめ、まちづくり会社の事務所としての機能を持たせるという内容です。それぞれ示された案について出席者たちからは、「ニーズがどれだけあるのか調査を行うべき」や、「常に市民が集える場所となるよう努めるべき」など、さまざまな意見が出されていました。なお、今後市では、駅舎の未来を考える会での議論を踏まえ活用策の実現に向けてJR側に2つの案の調査を依頼し、それぞれの案の事業費や行程などを示してもらった上で一つの案にまとめ、今年度中に成案させるということです。

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