2019年5月9日放送

遠野ホストタウン交流プロジェクト2019

地域を担う子どもたちなどによる、遠野ホストタウン交流プロジェクト2019が、おととい(7日・火曜日)から始まりました。いよいよ来年に迫った東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会。遠野市は、ブラジルのホストタウンとなっていて、ことし7月には、パラリンピック競技である5人制サッカーのブラジル代表が、事前合宿に遠野を訪れることになっています。これを契機に、ホストタウン交流の取り組みを市内外に発信するとともに、市民の記録と記憶に残そうと、市内の小中学校の児童・生徒や高校の生徒を中心とした新たなプロジェクトが立ち上がりました。プロジェクトでは、東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会、経済・テクノロジー委員の榎田竜路さんを講師に迎え、基本講座のほか、ポスターや映像などの制作に取り組みます。この日(7日・火曜日)は、市内の中学校・高校の生徒や教員、遠野市観光推進協議会のメンバーなどおよそ30人が参加する中、榎田さんが「一体人の何を育てたらいいのか」について講演しました。講演の中で、榎田さんは「皆の美意識が物語を作る。美意識を表せないのは、自己肯定感が低いから。自己肯定感を高めることが大切」と参加者たちに訴えかけていました。そして、美意識を育てるためには、まず身体から育てるとして、「腰の入れ方」など、身体の使い方を指導していました。このプロジェクトは、8回程度の開催を予定していて、参加者たちは、この日の講演を踏まえ、「目の見えない人に対してどう遠野を伝えるか」などについて考えながら、映像やポスターなどの制作に取り組んでいくことになります。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.