2019年5月8日放送

琴畑水源で植樹体験

綾織小学校の児童が、きのう土淵町の琴畑川上流部にある琴畑水源遊々の森で植樹体験を行いました。この植樹体験は、岩手南部森林管理署遠野支署と遠野エコネットが共催し、遠野市の水源地域で植樹体験をすることで、水の大切さと森林の役割を学んでもらおうと、行われています。きのうは、綾織小学校の3年生と4年生合わせて28人の児童が、およそ60本のミズナラの苗木を植樹しました。はじめに児童たちは、岩手南部森林管理署遠野支署長の野木宏祐さんから、森林がもたらす水への関係性について学んでいました。このあと9つの班に分かれた児童たちは、大人のサポートを受けながらクワで穴を掘り、協力しながら丁寧にミズナラの苗木を植樹していました。かつての牧野開発で森林が減った琴畑川上流は、これまでも植樹をしてきましたが、シカの食害で苗木が枯れてしまうことも多く、植樹は毎年継続して行われています。きのうも、作業の仕上げにシカの食害を防ぐ棒状の筒を苗木に被せ、自分たちが植えた苗木の成長を願い、記念のサインも残していました。なお、児童たちはこの植樹体験を通じて知った森に携わる人の仕事や水道の仕組みについて今後、さらに学びを深めていくということです。

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