2019年5月1日放送

平成南部藩遠野で交流深める

南部氏ゆかりの自治体で構成する「平成・南部藩」の住民が先週土曜日(4月27日)、遠野市に集まり、交流を深めました。この交流は、南部氏の「えにし」によってバーチャル合併した架空の自治体、「平成・南部藩」の設立から10年以上が経過した中、広く南部氏の歴史について学び、より一層の連帯感を高めてもらおうと、平成・南部藩が今年度から新たに取り組む「平成・南部藩南部氏ゆかり領民交流事業」の一環で行われました。この日は、平成・南部藩を構成する山梨県南部町や青森県八戸市など県内外の10の市と町から51人が参加しました。1回目の開催となった交流事業では、初めに本田市長が「南部氏のえにしによって繋がれたそれぞれの地域、人との交流がより確実なものとなるようしていきたい」と、歓迎の言葉を述べました。この後、参加者たちは、おんな大名として知られる清心尼公と遠野の関わりについて講演を聞いた後、遠野南部氏と清心尼公の足跡を訪ねるツアーに出発しました。この内、鍋倉城跡では、遠野南部家代々の墓をはじめ、そこから望める城跡や城下町の面影に浸ったほか、松崎町にある清心尼の碑では、遠野南部氏250年の基礎を築いたとされる清心尼公を偲んで、静かに手を合わせる参加者の姿も見られました。なお、参加者たちは、翌日に行われた南部氏入部行列にも参加するなど、南部氏のえにしによって繋がれた交流に思いに馳せながら遠野を後にしたということです

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