2019年4月29日放送

遠野さくらまつり南部氏遠野入部行列

桜が咲き誇る市内で、きのう(28日・日曜日)、遠野さくらまつり恒例の南部氏遠野入部行列などが盛大に開催されました。中央通りの蔵の道ひろばでは、開会行事を前に、オープニングセレモニーが行われ、遠野中学校吹奏楽部の演奏で遠野の春を盛り上げました。開会行事では、遠野さくらまつり実行委員会実行委員長の遠野町地域づくり連絡協議会・松田克之会長が、「南部氏に縁の深いみなさまとの交流を深め、絆がより強いものとなることを願っています」とあいさつしました。そして、威勢良くかけ声をしたあと、総勢およそ200人の行列が遠野太神楽保存会を先頭に出発しました。南部氏遠野入部行列は、今からおよそ390年前に遠野へ所替えとなった八戸根城南部氏が入部してきた時の様子を再現する行事で、ことしで19回目となりました。藩主役は、本田市長が、女大名で知られた清心尼公役は、遠野市医師会の千葉純子会長がそれぞれ務めました。ことしは、遠野の参加者の他に、遠野南部氏のルーツでもある青森県八戸市を始め、山梨県南部町など南部氏ゆかりの9つの自治体が参加したことなどから、去年より50人ほど多い行列となりました。沿道には、多くの見物客が訪れる中、行列の一行は、仲町や一日市通りなど市内の目抜き通りを練り歩き、遠野ならではの歴史絵巻を繰り広げました。また、入部行列に合わせて、遠野バケツジンギスカンフェスも開催され、青空の下県内外からの観光客が遠野のバケツジンギスカンを楽しんでいました。会場では、清心尼をデザインし作成したオリジナルタペストリーなどのグッズ販売で地域をPRするブースが設けられた他、ステージでは歌や楽器の演奏がイベントを盛り上げていました。なお、今週金曜日(5月3日)は南部神社で神輿渡御、翌日土曜日(5月4日)には、例大祭が予定されています。例大祭では、市内の神楽やしし踊り団体・6団体が出演し、踊りを披露するということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.