2019年4月26日放送

市長記者懇談会

今月の市長記者懇談会がきょう(26日・金曜日)、本庁舎で開かれ、来週から市内2カ所で始まる記念写真展などについて発表されました。記念写真展は、天皇陛下御在位30年と皇后陛下御歌碑の建立を記念するとともに改元への祝意を表するため遠野市が開催します。来週29日・月曜日から来月17日・金曜日まで市役所本庁舎1階の多目的市民ホールと道の駅遠野風の丘休憩ホールの2カ所で写真が展示される予定になっています。会場には、50年ほど前の天皇皇后両陛下国民体育大会御臨場や6年前の東日本大震災に伴う被災地御訪問。40年ほど前の皇太子殿下千葉家住宅御視察などの写真が展示されるということです。本田市長は「平成から令和への移り変わりの重さを市民と見出していくことも必要では」と話していました。また、きょうの記者懇談会で岩手県指定有形文化財への指定についての発表がありました。指定になったのは、松崎観音堂の「木造観音菩薩立像」と綾織町出羽神社の「金銅聖観音菩薩坐像御正躰」です。「木造観音菩薩立像」は、平安時代の古い様式を受け継いだ江戸時代前期における県内の仏像の自由な作風と多様性を示す資料として重要な物件ということです。また「金銅聖観音菩薩坐像御正躰」は、鎌倉時代のものと推定され同時代の類例と比較して優れた作品ということです。今回を含め遠野市内の県指定文化財は、建造物や絵画、歴史資料など合わせて19件になりました。ほかに遠野の文化財の保存・活用方針を見える形で示そうと平成28年度から30年度において準備が進められてきた遠野市歴史文化基本構想が策定されたことも発表されました。そして、懇談会の終わりに今月1日に就任した菊池広親教育長が今後取り組んでいく方向性について考えを述べました。

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