2019年4月16日放送

重文千葉家の活用を考える茅場火入れ体験ワークショップ

重文千葉家の活用を考える茅場火入れ体験ワークショップが、先週土曜日(13日)、綾織町で開かれました。遠野かやぶき保存協会が管理している綾織町の「遠野茅場」は、千葉家の屋根の材料となる茅を育成していて、安定して供給できる面積があり、品質が良好ということから、3年前に、文化庁の「ふるさと文化財の森」に設定されました。茅場では、良質な茅が育つ環境を作るために、毎年、火入れを行っていて、おととしからは、重文千葉家の活用を考える会のメンバーたちも、火入れ体験をしています。火を入れることで、茅の株が発達するのを防ぎ、根元が曲がっていない真っ直ぐな茅が育つということです。この日は、朝6時から作業が始まり、重文千葉家の活用を考える会のメンバーなどおよそ30人が、山火事を起こさないように気をつけながら、茅を刈ったり、集めた茅に火入れをしてまわったりと、作業に汗を流していました。また、今後の参考にしようと国指定重要文化財「旧朴舘家住宅」の修理工事を数年後に控えている一戸町から、教育委員会の職員など3人も参加し、説明を聞きながらともに作業を体験していました。千葉家住宅の保存修理工事は、この一年、正面側石垣の積み上げ工事を進め、6年後グランドオープンの予定となっています。

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