2019年4月12日放送

遠野・釜石ワインを楽しむ会

遠野と釜石で収穫したぶどうを使ったワインを楽しむ会が、先週土曜日宮守町の柏木平レイクリゾートで開かれました。被災地支援団体「遠野まごころネット」では、被災地域と中山間地域の活性化や、なりわい作りを目的に釜石では5年前から遠野では3年前からワイン用のぶどうの栽培に取り組んでいます。今回、初の遠野産ワインが完成したことから地域の人などにお披露目しようと、先週土曜日、遠野・釜石ワインを楽しむ会が開かれました。初めに、主催者の遠野まごころネットの佐藤正市理事長が、「やっと遠野産のワインが製造できた。今後、ぶどうの栽培面積と醸造本数を増やしていきたい」とあいさつし、ワインの完成を喜びました。今回初めてお披露目となったのは、綾織町の寒風ぶどう園のぶどうを使用した、柑橘系の酸味が特徴の「シャルドネ」と華やかな香りと繊細な口当たりの「ピノノワールロゼ」の二種類です。関係者によりますと、遠野は畑の栄養分が高く、質の良いぶどうが収穫できたためおいしいワインに仕上がったということです。会場には、地域の人や関係者などおよそ60人が集まり、ぶどうの品種や地域によるワインの違いを堪能していました。なお、遠野まごころネットでは、遠野ワインを含む12種類のワインやシードルの県内での販売に向けて、準備を進めているということです。

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