2019年3月29日放送

ホップ和紙工房完成

緑峰高校で取り組まれているホップ和紙づくり。その拠点となる新たな工房が緑峰高校に完成し、稼働しています。廃棄されるホップの蔓を利用した「ホップ和紙開発プロジェクト」は、これまで、数々の輝かしい成績を収め、遠野市の産業振興の一翼を担っています。これらの高校生たちの頑張りが評価されたことで岩手県から補助金の対象となり、去年12月25日、新たに、ホップ和紙工房が完成しました。このホップ和紙工房は、校内にあった遊休施設を有効活用して作られ、資材などを運び入れて先月から稼働しました。ホップ和紙づくりは、一つ一つの工程が全て手作業で、高校生たちが手間暇をかけて作っていますが、この工房が完成したことで、これまで3部屋で分散されていた工程が、全てここだけで出来るようになりました。これによって作業の効率がアップし、生産性の向上に繋がるということです。この日は、新しい工房で「遠野ホップ和紙を育てる会」の講習会が開かれ、高校生たちが、地域の人たちに手順を説明しながら、ともにホップ和紙づくりに取り組んでいました。なお、この日作られたホップ和紙は、遠野郷八幡宮で来月頒布されるホップ和紙の御朱印に使用されるということです。

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