2019年3月27日放送

岩手県私立幼稚園・認定こども園連合会教員研修大会

岩手県私立幼稚園・認定こども園連合会に加盟している各園が一堂に会した教員研修大会が、きのう(26日・火曜日)あえりあ遠野で開催されました。この研修大会は、講演や分科会を通じて保育の質の維持・向上につなげ、教職に携わる一人一人の研鑽を深める機会としようと、岩手県私立幼稚園・認定こども園連合会に加盟している各園が一堂に会し、毎年、県内各地区の持ち回りで開催されています。34回目となった今年度は、「子どもたちの今と未来と幸せを願って」を主題に遠野市を会場に開催され、およそ300人が集まりました。初めに、岩手県私立幼稚園・認定こども園連合会の坂水かよ副会長が、「学びつづけ、常に高め合っていくことに、私たちの成長があると言われています。話し合い、理解を深め、今後の保育に繋がっていくような研修になるよう願っています」とあいさつしました。続いて、永年勤続者表彰が行われ、15人の教職員が表彰されたあと、受賞者を代表して藤本尚子さんが謝辞を述べました。記念講演では、東京大学名誉教授の汐見稔幸さんが、「21世紀型の保育・幼児教育をめざして」と題し、質の高い幼児教育のためにはどうしたらいいか、他県での実践事例を示しながら話していました。講演を聞いた人たちからは、「目には見えない非認知能力をどう伸ばすかが大事で、そのポイントを意識する良い機会となった」「先生がやらせるのではなく、子どもたちが人と触れ合いながら学んでいく中で、自主性を引き出していくことが大事。その手伝いができれば」などの感想があがっていました。また、きのうは、「人と関わる力」「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿を踏まえた保育実践」など、3つの研究テーマに基づいた分科会が開かれ、各園での実践事例発表や、幼児教育の向上を目指して、参加者同士、意見を交わし合ったということです。

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