2019年3月25日放送

遠野ケアイノベーション会議2019

遠野ケアイノベーション会議2019が、先週金曜日(22日)あえりあ遠野で開かれ、介護職や認知症に関する講演が行われました。このイベントは、地域全体で介護に向き合うとともに、支え合う地域社会の創造を目的に、遠野ケアイノベーション会議が開催しました。会場には、介護に従事している職員や市民などおよそ120人が訪れ、To knowプロジェクトのマネージャ―の富川岳さんと生活とリハビリ研究所の三好春樹代表がそれぞれ講演しました。富川さんは、「人と職場を輝かせるブランディング」と題し、To knowプロジェクトとの連携や介護職の魅力を発信する方法について提案しました。続いての講演では、三好さんが医療と介護の違いや、認知症の人と関わる上で「異文化」としてとらえることなどについて話しました。また、介護をする際に環境・人間関係・生活習慣を大きく変えてしまうと、認知症の人は、自分らしさを確認できなくなってしまうことについても説明しました。参加した人たちは、介護職の魅力の伝え方や認知症との向き合い方など、介護が抱える課題の解決に向けた取り組みの参考にしている様子でした。なお、遠野ケアイノベーション会議では、来年度以降も介護や福祉・医療に関わる勉強会やイベントなどを開催していくということです。

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