2019年3月19日放送

新しい遠野物語を創るプロジェクト発表会

遠野高校の生徒たちが1年間に渡って取り組んできた新しい『遠野物語』を創るプロジェクトの発表会がきょう(19日、火曜日)、市民センターで開かれました。新しい『遠野物語』を創るプロジェクトは、地域を再認識しグローバルな視点に立って地域の課題を解決しながら、持続可能な地域創生を担う人材育成を図ろうと、遠野高校が総合的な学習の時間を活用し昨年度から取り組んでいます。去年5月に開講した今年度のプロジェクトでは、プロジェクトに賛同する遠野市や遠野ふるさと公社など関係機関、団体の協力のもと、1、2年の生徒たちが「市内の魅力発信」や「子育て支援の推進」など12のテーマ別に課題探究を行ってきました。きょうの発表会では、生徒をはじめ、関係機関団体の代表者などおよそ300人が集まる中、生徒たちが1年間に渡ってテーマ別に取り組んできた成果を発表しました。その中で、商品開発をテーマに、子どもも楽しめるどぶろくを使ったどら焼き作りに取り組んだグループは、さまざまな食材との融合をキーワードに、商品開発を通じて新たに発見したことなどを発表していました。また、きょうは、生徒たちの発表のほかに市民センターのホワイエには、「ブラインドサッカー」や「ホップの可能性を発信しよう」といった、テーマごとにまとめられたポスターも展示され、訪れた人たちの関心を寄せていました。きょうの発表会を通じて生徒たちは、これまでの取り組みを振り返りながら、今後の活動に役立てていこうと意識を高めた様子でした。なお、遠野高校では、来年度以降も引き続き、プロジェクトに取り組んでいくということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.