2019年3月11日放送

希望の郷「絆」の様子

穀町にある希望の郷「絆」サポートセンターでは、手作りの祭壇に緑峰高校の生徒たちが育てた花が添えられた中、東日本大震災8周年追悼の集いが開催されました。震災の犠牲になった人たちの冥福と1日も早い復興を祈るとともに、震災を風化させないようにと、遠野町第3区自治会が開いたこの集いには、遠野市に避難した人たちなど、被災地・被災者に心を寄せる人たちおよそ60人が集まりました。はじめに、遠野町第3区の山本順一自治会長が、現在、第3区自治会に、災害公営住宅が16世帯分建設されたことに触れながら、これからも共に歩んでいきたいとあいさつしました。また、遠野市社会福祉協議会の臼井悦男会長は「自然は、時々牙をむくことがあります。そういうことにも対応できる知恵を先人から知り、後世に長く語り伝えていかなければならないと思っています。皆で一緒に歩んでいきましょう」とあいさつしました。そして、震災発生時刻の午後2時46分。追悼のサイレンとともに、集まった人たちは静かに手をあわせ、犠牲者へ祈りを捧げていました。

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