2019年3月5日放送

市内の事業所で消防訓練

春季全国火災予防運動が実施されている中、市内の事業所で、先週(1日・金曜日)、遠野消防署と連携した消防訓練が行われました。3月1日から7日までの7日間は、全国一斉に春季全国火災予防運動が展開されています。そうした中、早瀬町にあるトーノ精密では、この運動に合わせて従業員およそ50人が参加し、消防訓練が行われました。この日の訓練は、工場内の材料置き場で火災が発生し、初期消火に失敗したという想定で実施されました。こちらの事業所では、今年度から外国人実習生6人を受け入れています。そうしたことから訓練では、外国人実習生による119番通報も行われ、対応した実習生は、落ち付いて事業所名や住所などを的確に伝えていました。また、火災が拡大しないよう自衛消防隊と遠野消防署の隊員による放水訓練や消火器の取扱い訓練も行われるなど事業所と遠野消防署の連携が図られた訓練が展開されていました。また、海外出身者や外国人観光客の増加が見込まれている中、外国人傷病者の対応として遠野消防署には、今年度から1台、救急隊用の多言語翻訳アプリ、「救急ボイストラ」が配備されています。この日の訓練後、日本語が通じない外国人傷病者の対応時、この救急ボイストラを使用して、傷病状態を確認することができることなども紹介されていました。一連の訓練を通じて参加した人たちは、万が一、火災が発生した場合の行動を確認するともに、改めて火災予防に努める意識を高めた様子でした。

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