2019年3月1日放送

第20回遠野町家のひなまつり ひなめぐり〜其の参〜

20回目となった「遠野町家のひなまつり」に、一回目から参加しているお店をシリーズでお送りしています。「ひなめぐり其の参」、最終日のきょう(1日)は、まつだ松林堂を紹介します。かつて遠野南部氏の城下町だった中心市街地には、代々続く商家や旧家が多く残り、歴史あるひな人形を保存しています。ひな人形は、一部の裕福な家庭でしか所有できなかったため、女性たちがひな人形を見てまわる「お雛見」という風習があったそうです。その「お雛見」を復活させ、街を回廊のように巡り歩く「町家だからできるひなまつり」を開催しようと、中心市街地活性化事業遠野商工会婦人部30周年記念事業として始まった、遠野町家のひなまつり。遠野商工会女性部の部長を務めている、まつだ松林堂の松田和子さんは、20年前に「遠野町家のひなまつり」を企画した1人です。1回目は、20年前の平成12年3月18日から3日間で、およそ3000人が足を運んだということです。まつだ松林堂では、江戸時代のおひな様の他、20周年を記念して、羽子板の特別公開も行っています。また、小さい頃から和子さんの語りを聞いて育った孫たちが案内する子ども語り部で、訪れた人たちを喜ばせています。「遠野町家のひなまつり」は、今後も、集い・楽しみながら、お雛見の歴史を受け継いでいきます。

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