2019年2月27日放送

第20回 遠野町家のひなまつり〜ひなめぐり 其の壱〜

ことしで20回目となった「遠野町家のひなまつり」。このイベント開催当初から参加しているお店を3回にわたってシリーズでお送りします。1回目のきょう(27日・水曜日)は千葉家具店です。完パケ遠野のまちなかに賑わいを運ぶ「遠野町家のひなまつり」。平成12年3月に開催された1回目から、千葉家具店では毎年、江戸末期の享保雛を特別に公開しています。千葉家具店が飾っている雛は大きさが特徴的で、お内裏さまはおよそ58センチメートルもあり、あぐらをかいているのが見えているのも珍しいとされています。この雛は、明治半ば頃、今の店主のひいおばあさんが京都から来た商人から雛の骨董市で買い求めたそうで、買った時からすでに古く、当時、古い物には価値があったといいます。あまりにぼろぼろだった着物は20年ほど前に新しくしたということですが、木で作られている人形からは長年の歴史が感じられます。千葉家具店の千葉明子さんに、「遠野町家のひなまつり」に1回目から参加してきてのお話しを聞きました。千葉家具店では、代々残される雛の他に、人から譲り受けたという江戸や明治、昭和時代の雛、手づくりのつるし雛も展示されています。20回目を数えた「遠野町家のひなまつり」。ことしも、さまざまなお顔の雛人形たちが、にこやかな表情で訪れる人たちを迎えています。「遠野町家のひなまつり」は、来月3日(日曜日)まで開催されています。

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