2019年2月26日放送

遠野駅舎の未来を考える会

遠野駅舎のあり方について考えようと、市民や関係団体で結成された遠野駅舎の未来を考える会の今年度、2回目の会議がきのう(25日・月曜日)、あすもあ遠野で開かれました。遠野駅舎の未来を考える会は、JR東日本盛岡支社から老朽化による遠野駅舎の縮小建て替えを受けて、現在の駅舎の存在意義や今後の対応などについて考えようと、市民や関係団体が中心となって4年前の2月に結成されました。今年度、2回目となるきのうの会議では、会員などおよそ40人が出席する中、事務局から遠野駅舎の現状と経過などについて報告がありました。初めに、JRの資料を基にまとめた保存改修についての説明があり、保存改修をするためには、「柱の補強を踏まえた全面的な作業となること」や、「外壁ブロックは、経年劣化によりすべて再利用することが難しい可能性がある」などといった見解が示されました。それらを踏まえて事務局からは、去年6月に開かれた1回目の会議で合意を得ていた「現駅舎と同規模となるようJRと市との合築で新築する」など3つの整備方針が改めて示されました。出席者からは、「活用に合わせて構造補強は可能ではないか」、「利用客や市民に影響が及ばないようできるだけ早く解決してほしい」、「方針をベースに魅力あるまちづくりを進めてほしい」などといったさまざまな意見が出されていました。この後、遠野駅舎の未来を考える会の河野好宣会長は、「様々出された意見をしっかりと受け止めながら今後の参考にしたい」と話し、きのうの会議を閉じました。なお、今後、事務局では、きのうの会議で改めて示した3つの整備方針を基にして、ことし10月末までに活用策などをまとめた基本計画調査報告書を取りまとめていくということです。

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