2019年2月22日放送

第20回遠野町家のひなまつり 始まる

きょう(22日・金曜日)から開催されている遠野町家のひなまつりのオープニングセレモニーが本庁舎で行われました。20回目となる遠野町家のひなまつりは、かつて遠野にあったひなめぐりの風習を現代に蘇らせるとともに、子どもの健やかな成長を願って遠野商工会が毎年この時期に開いています。きょうはオープニングセレモニーが開かれ、遠野商工会女性部の松田和子会長があいさつした後、遠野市立博物館の長谷川浩さんが、ひなまつりとひな人形の歴史について講話しました。続いて、おひな様やお内裏様に扮した遠野保育園の年長児17人が人間ひな段を完成させ、ひなまつりの歌を歌ってお祝いしました。会場には、およそ150人が訪れ、園児たちのかわいらしい姿に目を細めていました。今回の、遠野町家のひなまつりでは、55の会場で古びなやひなまつりにちなんだ食事などを楽しむことができます。このうち、臼井金物店では、幅3.6mの大きなひな段に飾られた、江戸時代末期のひな人形や金太郎や桃太郎といった「物語びな」などを見ることができます。また、新里陶器店では、陶器で出来たひな人形のほか、お店の人が子どもの頃に使っていた着物やぽっくりも一緒に展示されています。遠野町家のひなまつりは、遠野駅周辺の商店街を中心に来月3日(日曜日)まで開催される予定です。

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