2019年2月19日放送

青笹町と遠野町で地域づくり推進大会

青笹町の地域づくり推進大会が、おととい(17日・日曜日)青笹地区センターで開かれました。およそ120人が出席する中、青笹町地域づくり連絡協議会の菊池昌弘会長があいさつしたあと、地元・上閉伊酒造の新里佳子代表取締役社長が「地域と共に歩む上閉伊酒造」と題して講演をしました。この中で、地元との交流として、青笹小学校5年生の授業の一環で「田植え・稲刈り・収穫祭」を行っていることや、大槌復興米を使用した商品作りについてなど、上閉伊酒造での取り組みなどについて紹介しながら、「地域のにぎわいを牽引できるような企業になっていきたい。皆で楽しめる雰囲気づくりをしていきたい。青笹一体となって盛り上げていきたい」と、今後の展望や抱負についても語っていました。出席した人たちからは、「地元の企業であるが、このように詳しく話を聞いたのは初めてで、良い機会となった」「地域を盛り上げることも気に掛けてくれているのはありがたく、今後も応援していきたい」と感想が出ていたということです。続いて、「地域づくり実践活動表彰」では、遠野市内水泳記録会で優秀な成績を収めた小学生たちなど10個人・2団体に栄光賞、また、民生児童委員として地域福祉の向上に尽力した3人に感謝状、地域の発展に尽力した17個人に表彰状が贈られました。また、「平成30年度青笹町民体育大会の総合成績発表および表彰」が行われ、1位に輝いた青笹町第5区に賞状と優勝旗が手渡されました。出席した人たちは、町民の活躍を祝い、健闘を称えながら、地域住民が一体となってさらに青笹を盛り上げていこうと、機運を高めた様子でした。遠野町地域づくり推進大会がおととい(17日・日曜日)、あえりあ遠野で開かれました。この大会は、実践発表などを通じて遠野町の地域づくりの推進を図り、町民同士の交流を図ろうと遠野町地域づくり連絡協議会が毎年開いています。およそ120人が参加する中、初めに遠野南部ばやし上組町保存会が去年実施したクラウドファンディング型ふるさと納税の取り組みについて発表しました。クラウドファンディング型ふるさと納税は、寄付金の使い道を具体的に示して支援を募る制度で、地域が抱える課題の解決や新規プロジェクトの発足に必要な資金をふるさと納税での寄付を通して集めることを目的としています。遠野南部ばやし上組町保存会では、「過去から未来へ上組町南部ばやし継承プロジェクト」を去年11月に立ち上げ、このふるさと納税を活用して踊り子の衣装制作や屋台の収納庫の修繕費用を募りました。その結果、県内外の39人から目標金額の100万円を上回る132万1000円の寄付があったということです。発表した遠野南部ばやし上組町保存会の澤村一行事務局長は、今回の取り組みでわかったことや、その成果について話していました。また、この日は、実践事例発表も行われ、遠野小学校の小林立栄PTA会長と大森亘副校長が去年10月に市民センターで公演した全校児童による表現活動「遠野の里の物語」について報告しました。今回は「みんなで築くふるさと遠野推進事業補助金」を活用して遠野の文化を新しい切り口で発信しているtoknowプロジェクトなどと連携しながら行ったということです。公演を見た保護者などから「大いに感動した」「遠野に伝わる伝統文化を大切に守っていこうという強い意志を感じた」などと感想が寄せられ、以前よりも「遠野の里の物語」のバージョンアップが図られたということです。大森副校長は、今後もtoknowプロジェクトなどと連携しながら続けていきたいという意欲を示した上で、今回の取り組みで得た効果について話していました。参加した人たちは、それぞれの発表や報告に聞き入りながら来年度に向けての地域づくりへの意欲を高めた様子でした。

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